ししまる闘病記～入退院篇

6/22病院へ。
先生がマッサージをすると大量におしっことフンを出し、それに混ざって卵がふたつ出てきました。
イグアナは総排泄孔なので卵もウンチもおしっこも同じ穴から出てきます。
産卵のときに誤って腸のほうへ逆流して詰まってしまっていたようでした。
しかし相変わらず尿酸値が高いままで、このままでは腎臓が危険かもしれないとのこと。
毎日点滴注射しなければならず、入院することになりました。
診察中にししまるは、先生の腕にしがみついて抱っこをねだり
かわいいやつだなぁと褒めてもらいました
普段人見知りが激しくて、慣れない人には攻撃するくらいだったのですが
リラックスしている様子なので安心して入院させることに。

6/29面会に行く。
てっきりピンピンしているだろうと思って連れて帰るつもりでいたのに、事態は深刻。
毎日ジャンジャン点滴しているのに尿酸値は下がらず、ごはんも食べず。
動きもギクシャクおかしいまま。
引き続き先生にお願いをしてがっかりして帰りました。

そして治療を続けて7/6、いよいよ退院できることになったのですが…

心配していた尿酸値は無事に下がったけれど、
しかし排泄はほとんど無く、野菜も食べない。動きはおかしいまま。
先生からレントゲンを見せてもらい、説明をうける。

もしかしたら、椎間板ヘルニアみたいなものかもしれない。

背骨の間にある軟骨部分、普通は黒くレントゲンに写るのですが白く濁って写っています。
高齢による軟骨の石灰化で、その一部が脊椎の神経を刺激していて
そのため、手足の麻痺が起こってしまった可能性があるそうです。
実際、首から上はピンピンしていて、目は活き活き、首をきょろきょろ動かしています。
“本イグは元気なつもりなのに、何故か体が言うことをきかない”状態。
そのために踏ん張ることがうまくいかず、
産卵も排泄も思うようにいかなかったのかもしれないのです。

長い入院生活でさすがにストレスがたまった様子のししまる。
体がうまく動かないのでなおのことイライラしています。
それでも診察室の床を這いずり回りながら
舌をペロペロ出し、
入院時よりは元気な様子が伺えました。


出血していた中指は壊死して、根元から取れてしまい
止血のため、きれいに糸で縫ってありました。


帰宅したししまる。
これからがんばって
生き抜いてもらわなければなりません。