やなもとあいさのお仕事情報とうさぎとイグアナと犬
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
--------------------------------------------------
豆が具合悪くなってうずくまっている朝。
そんなの関係なしに、イグアナのししまるは
“お腹空いた!” “散歩させろ!”
ケージから出せ出せコール。
豆ちゃん具合悪いんだからちょっと待っててよ~…
と言っても通じるわけなく…。
勝手にガラスケージの引き戸を開けて出てきたししまるは
廊下で盛大に おもらし ……
あぁ…
私はため息をつきながら豆のお腹をマッサージしていた。
あの豪快なおもらしが豆であればよかったのに。
フンまみれの手足で豆に近寄ってくるししまる。
いつもなら豆からも近寄っていくのに微動だにしない…。
「その身体でこっち来ちゃダメ~~!」
ししまるを手際よく専用のお風呂に入れて、
横目で豆の様子を見ながら私は廊下の掃除。
イグアナのフンは 「巨大な鳥のフン」 のような感じ。
それに犬猫並のおしっこが同時に出てくる。
前の記事にも書いたけれど、
ししまるは下半身に麻痺が残っているので上手にトイレができなくなったんです。
だからおもらし掃除なんてもう日課…。
このオトボケ顔…(笑)
豆の具合悪さなんて露知らず。
お風呂が好きなししまるはのほほんと浸かってるわけです。
お風呂からあがったししまるを拭いて、
ケージにイン。
“ちょっとー散歩は!?”
イライラするししまるに野菜をたっぷりあげて
お願いだから今日はガマンしてと懇願し、(聞いちゃいない)
私は再び豆の看護へ。
18時にはケージのライトが消えて、ししまるは眠ります。
豆がひとりで戦っている間、ししまるは安らかな顔でグーグー寝てました。
そして、 豆とのお別れ。
…朝になり、いつもどおりの時間に起き、出して出してと騒ぎ出すししまる。
泣いていた私はししまるの朝ごはんの準備をする。
いつもどおりケージから出てきて、のしのしとキッチンへやってくるししまる。
キッチンは豆のなわばりだった(うさぎケージもここにある)。
いつもなら “何の用だよう!?” と飛んでくるはずのあいつがいない。
離れたところからうさぎのケージを眺めている。
泣いている私の顔を見上げる。
またうさぎのケージを眺める。
のしのしと自分からケージに近付き、
扉から首を差し入れてのぞく。
身体に、(白布が無かったので)ティッシュのかかった横たわる豆千代の姿。
私の顔を振り返る。
「豆ちゃんはね、もう死んじゃったんだよ」
ティッシュをはずし、ししまるを抱いてその姿を見せる。
おとなしく、じっくりと豆を見ている。
「バイバイしようね」
ケージの入り口にししまるを降ろす。
また数十秒ほど見つめたあと、ふいとUターンをして隣の部屋に去って行った。
キッチンの床に野菜の準備をすると、喜んで飛んでくる。
食べ始めてしばらくすると、また豆のケージを振り返る。
「もう横取りされないね」
少し食べてはケージを見るのを繰り返した。
この記事の最初の写真のとおり、
ししまるがごはんの野菜を食べている時には毎回豆が横取りしに来ていた。
はじめは嫌そうにしていたししまるも、
後半は諦めた様子でしぶしぶ譲ってあげたりもしていた。
豆が口にくわえて食べている最中の菜っ葉を
横からくわえて奪ったりすることもあった。
奪われてショックを受けた豆も、ししまるが新しく菜っ葉をくわえてもぐもぐしているところを
横からくわえて奪い返したりすることもあった。
すごい漫画のネタができた!と爆笑したもんです…。
あんまり豆がいやしいので、最近は柵をたてて邪魔できないようにしていたのだけど
それでも豆は柵越しに恨めしそうに両手で柵をつかんで眺めていたりもした。
邪魔されずにゆっくり食べる食事が久々で…。
その日ししまるは心なしか食が細かった。
それから数日。
豆はもういないけれど…
起きてきたししまるは、空っぽのケージをぼんやり眺めてから
部屋の散歩をするようになっている。
ししまる、9歳。 豆千代、9歳。
ふたりが一緒に過ごした8年半。
爬虫類と哺乳類、トカゲとウサギ。
姿かたちも習性も全然違ういきもの同士だけど。
飼い主の驕りかもしれないけれど。
それでもふたりの間には、
何か通じているものがあったのかもしれません。
豆が具合悪くなってうずくまっている朝。
そんなの関係なしに、イグアナのししまるは
“お腹空いた!” “散歩させろ!”
ケージから出せ出せコール。
豆ちゃん具合悪いんだからちょっと待っててよ~…
と言っても通じるわけなく…。
勝手にガラスケージの引き戸を開けて出てきたししまるは
廊下で盛大に おもらし ……
あぁ…
私はため息をつきながら豆のお腹をマッサージしていた。
あの豪快なおもらしが豆であればよかったのに。
フンまみれの手足で豆に近寄ってくるししまる。
いつもなら豆からも近寄っていくのに微動だにしない…。
「その身体でこっち来ちゃダメ~~!」
ししまるを手際よく専用のお風呂に入れて、
横目で豆の様子を見ながら私は廊下の掃除。
イグアナのフンは 「巨大な鳥のフン」 のような感じ。
それに犬猫並のおしっこが同時に出てくる。
前の記事にも書いたけれど、
ししまるは下半身に麻痺が残っているので上手にトイレができなくなったんです。
だからおもらし掃除なんてもう日課…。
このオトボケ顔…(笑)
豆の具合悪さなんて露知らず。
お風呂が好きなししまるはのほほんと浸かってるわけです。
お風呂からあがったししまるを拭いて、
ケージにイン。
“ちょっとー散歩は!?”
イライラするししまるに野菜をたっぷりあげて
お願いだから今日はガマンしてと懇願し、(聞いちゃいない)
私は再び豆の看護へ。
18時にはケージのライトが消えて、ししまるは眠ります。
豆がひとりで戦っている間、ししまるは安らかな顔でグーグー寝てました。
そして、 豆とのお別れ。
…朝になり、いつもどおりの時間に起き、出して出してと騒ぎ出すししまる。
泣いていた私はししまるの朝ごはんの準備をする。
いつもどおりケージから出てきて、のしのしとキッチンへやってくるししまる。
キッチンは豆のなわばりだった(うさぎケージもここにある)。
いつもなら “何の用だよう!?” と飛んでくるはずのあいつがいない。
離れたところからうさぎのケージを眺めている。
泣いている私の顔を見上げる。
またうさぎのケージを眺める。
のしのしと自分からケージに近付き、
扉から首を差し入れてのぞく。
身体に、(白布が無かったので)ティッシュのかかった横たわる豆千代の姿。
私の顔を振り返る。
「豆ちゃんはね、もう死んじゃったんだよ」
ティッシュをはずし、ししまるを抱いてその姿を見せる。
おとなしく、じっくりと豆を見ている。
「バイバイしようね」
ケージの入り口にししまるを降ろす。
また数十秒ほど見つめたあと、ふいとUターンをして隣の部屋に去って行った。
キッチンの床に野菜の準備をすると、喜んで飛んでくる。
食べ始めてしばらくすると、また豆のケージを振り返る。
「もう横取りされないね」
少し食べてはケージを見るのを繰り返した。
この記事の最初の写真のとおり、
ししまるがごはんの野菜を食べている時には毎回豆が横取りしに来ていた。
はじめは嫌そうにしていたししまるも、
後半は諦めた様子でしぶしぶ譲ってあげたりもしていた。
豆が口にくわえて食べている最中の菜っ葉を
横からくわえて奪ったりすることもあった。
奪われてショックを受けた豆も、ししまるが新しく菜っ葉をくわえてもぐもぐしているところを
横からくわえて奪い返したりすることもあった。
すごい漫画のネタができた!と爆笑したもんです…。
あんまり豆がいやしいので、最近は柵をたてて邪魔できないようにしていたのだけど
それでも豆は柵越しに恨めしそうに両手で柵をつかんで眺めていたりもした。
邪魔されずにゆっくり食べる食事が久々で…。
その日ししまるは心なしか食が細かった。
それから数日。
豆はもういないけれど…
起きてきたししまるは、空っぽのケージをぼんやり眺めてから
部屋の散歩をするようになっている。
ししまる、9歳。 豆千代、9歳。
ふたりが一緒に過ごした8年半。
爬虫類と哺乳類、トカゲとウサギ。
姿かたちも習性も全然違ういきもの同士だけど。
飼い主の驕りかもしれないけれど。
それでもふたりの間には、
何か通じているものがあったのかもしれません。
PR
この記事にコメントする
無題
豆千代さん、9年間本当にありがとう
ございました!
漫画でも写真でも可愛くて賢くて
愛されてるんだなあって伝わってきて
豆のおかげでうさぎが大好きになりました!
ご冥福をお祈りいたします。
ししまるくんの姿を想像して切なく
なりました。
飼い主の驕りではなくて、きっと
何か通じるものはあったと思います!
豆大好き(;_;)!
無題
遅いですが、コメントを
ここんとこ、このブログを閲覧出来なくて
やっと来てみたら、悲しいお知らせが
私は、ハムスぺ読者でしたので、豆ちゃんもししまるの存在も知っていました
いきなりの出来事に、とてもショックでした
この記事を読んでいるとき、涙が溢れて止まりませんでした
やっぱり遅いですが、お疲れさまです
また、生まれ変わって出会えるといいですね
心よりご冥福お祈りします・・・
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
書いてる人
最新コメント
[08/07 miyu]
[08/07 mimi]
[07/15 コムハハ]
[04/16 鎖骨マン]
[02/09 NONAME]
応援
晴風との出会いはこの掲示板から。
お気に入リンク
宣伝とおすすめ
やなもと&一智ユニット名義。
悪ノP原作
ボーカロイド派生コミカライズ。
やなもと初の単行本
ダンナが原作&ネーム。
身内贔屓抜きで超オススメ。
ダンナの単行本。
刑事・能力者モノでおもしろい。
ダンナの単行本。
巨大昆虫と戦う能力者モノ。
なんで自分の名前が
載ってないんすか…
“まめかん”連載中。
一冊丸々、絵を担当。
入魂の漫画と口絵描いてます。
一智も漫画執筆。
大好きなヒーロー。
漫画描きました。
魔を遣い、魔を討て。
葛葉ライドウ対アバドン王に
ライドウ出張版メガテン3つき。
大正浪漫悪魔召還師
少年探偵が帝都を駆ける。
入魂の漫画と口絵を作画。
一智も漫画執筆。
この町を救うのは僕ら。
TVの中は異次元の世界。
ブログ内検索
POWERED BY